表参道スパイラルで開催されている
「ティンバライズ建築展」を観に行く。
各方面で話題になっているこの展示、非常に内容の濃い構成になっていた。
設計に携わる人なら誰しも知っている「防火地域」と言う規定。
要は都市には火に強い建物(耐火建築物)をつくりなさいと言う規定だが、2000年の建築基準法改正により、木造の耐火建築物が可能になった。
この「ティンバライズ建築展」はこの可能性をリアルに追求している。
「木材」と言う一般的に燃えやすい材料を「コンクリート」と言う都市を支配していた材料に変わって採用する事で、低炭素社会に一石を投じ、循環型の社会を造ろうと言う考え方は、具体的な展示と近未来的なプロジェクトと相俟って、木構造の可能性をリアルに感じる事が出来る。
今後、この「ティンバライズ建築展」は、全国を巡回するらしいが、設計に携わる身としては、今後の活動にも注目して行きたいと思う。