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ワイズデザイン一級建築士事務所
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2009年 05月 27日
東京ガスさんのご好意により、話題の「SUMIKA Project」を見学。
今年の2月にオープン以来、毎日多くの見学者で賑わっていると言う。 それもそのはず、著名建築家4人による新しい住まい方の提案を体験出来る。 「ガスのある新たな建築」をテーマに「プリミティブ」をコンセプトとしたそれぞれのハウスは、言語とは相対する新しい構法と空間に満ち溢れておりました。 1:SUMIKAパビリオン/伊東豊雄 このプロジェクトのインフォメーションパビリオン。 サクラの木陰に人が集まる空間を集成材で幾何学的に解析。一見複雑に見える構造体は六角形を基本にして展開させたものらしい。 木造の新しい可能性を感じさせる空間だが、大テーブル下に設置されたGHP(ガスヒートポンプパッケージエアコン)の考え方は新しいが、室外機の巨大さにパビリオンの設備付加の大きさが感じられる。コンセプト上、空調までガスで賄っているが、少々現実離れしている感じは否めない。 ![]() 2:宇都宮のハウス/西沢大良 上空からの光のみで生活し、また光の移動によって人間の行動を支配している空間。またこの場所に流れる風の方向によって大梁の方向が決定されている。 壁に並列された鉄扉はすべて開閉式で、全開放するとまるで屋外に居るような錯覚さえ覚える。人間にやさしそうな光と風が感じられる住宅。 現代人はこの住宅を住みこなす事で、本来の動物的感覚を養う事になる?だろう。 ![]() 3:HOUSE before HOUSE/藤本壮介 2.5m角の箱を10戸積み重ねた住宅。 10戸の要素とそれぞれの隙間に出来た大小さまざまな空間が、木々と共にまた別の要素を創造する。ジャングルジムみたいな遊具とも取れる住宅。 子供たちには楽しくてたまらない住宅だろう。ただし、まともに手摺なんて存在しないので、危険極まりない遊具と言ったところか。 ![]() 4:コールハウス/藤森照信 藤森建築と言えば「プリミティブ」に最もふさわしい。 セルフビルドを主とする設計手法は今回のプロジェクトには欠かせない存在だったと思う。 しかし、他の建築とは明らかに一線を画する。それが藤森建築。 住まいの原型である洞窟を「九間」三間×三間の空間にで実現。その居心地は何とも言えない心地良さを生む。そして随所に現れる身体感覚の覚醒装置。 お決まりの「茶室」へは梯子でアクセスする。 しかし洞窟(居間)にある薪ストーブがガス暖炉に置き換えられているところが、ちと強引な感じがする。 ![]() さすがは太っ腹の東京ガス。今回の「SUMIKA Project」はガスの原点とも言える文明の進化を、その過程の中で忘れ去られた「住処」と共に併用、共存させた新しい試みである。エコが叫ばれる現在の生活の中でも、エネルギーに頼らない生活なんて考えられないが、少しでも生活の原点を見つめ直す事で、改めてエネルギーについて考える機会が得られるように思う。 まだ訪問されていない方は、是非体感される事をお薦めする。 しかしこの「SUMIKA Project」今年一杯で解体されるとの事。もったいない〜。。。 移築には新築と同じくらいのコストが掛かるらしいです。 結果的には時代と逆行しているような。。。
by ys-d
| 2009-05-27 17:09
| 建築・アート
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